糖尿の夫を持つ佳子は、夜の性活の無い淋しさから出会い系に救いを求めた
田辺と、社内でも噂が立つほど激しい不倫を繰り返した佳子は、ついにこれまでとは全く逆方向の営業に回された。
男ばかりの職場にあって、唯一の女性ドライバー佳子は、どちらかと言えばこれまで、男性群に守られながら働いていた。
今回行われた人事異動は、その守られた領域から一歩も二歩も抜け出たルート上にある。
配送センターから、気が滅入るほど遠くまで走って、やっと担当域に入る僻地の、また、鳥も通わぬ僻地。
問題を起こした時期が良かったからこそ、あてがわれたルートと言えた。
佳子は、ほんの数日間は、ルートと店舗責任者の、一種の癖を覚えるのに必死で、比較的おとなしく回った。
ところが慣れてくると、またぞろ妙な癖が出た。
運転中のメールや電話だ。
先の田辺と、会社を巻き込んだ騒ぎに発展してしまったから止めたものの、それまでは同僚と不貞寸前の付き合いをしていた。
当然メールや電話の相手も彼らだったが、今は雇い主が怖くて、誰も手を出さなくなった。
佳子は、久美に教わった出会い系に手を染めるようになっていった。
最初の頃こそ、しきたりや中身を知らなかったので、真面目に電話を受け、写メも送った。
声を聴いた途端、電話を切られたり、写メを送った途端返信が途絶えたりしたが、そこは久美に教わり、次第に対応もうまくなった。
それでも腹の底からせり上がるような性衝動には抗いきれず、適当な会話を楽しむことができた男に向かってOKを出し、ルート上にあるラブホに、営業車を適当な駐車場に放置して、迎えに来た男の車で飛び込んだ。
佳子はとかく生を好んだ。
何かあったらと、相手は警戒するが、
「ゴム使ったら肌の触れ合いが楽しめないじゃない」
心配しなくても、今日は大丈夫な日だからと、逆に男を諭した。
勤務時間を使って出会い系の男と情事。
当然時間制限がある。
抱かれる前はもちろん、抱かれた後もティッシュで簡単に拭くだけで部屋を飛び出した。
男には、とかく急がせた。
迎えに来てくれた車に乗るなり、さっさと。
ホテルに入るまでにフル勃起させるた。
そのつもりで来た男にとって、願ったり叶ったりだった。
男にとって、更に都合の良かったのは、
「しつこく付き合ってとか、言わない。でいいよ」
結果次第で、付き合ってくれることってないわけ?
「結局の?」
淋しかったから、抱かれたくなっただけ。
こう応えると、急いで営業車を発進させ、またルート配達に戻っていった。
最初の頃こそ、同じ人物と再度出会うことを避けた。
身バレだけはしたくなかった。
そうはいっても、所詮営業車の駆けつけて出会ったばかりの男とラブホにしけこむ所作は、どんなに隠していても探し出すのは簡単。
関係を持った、それらの人物はことごとく彼女の住まいを突き止め、やがて家の周りをうろつくようになっていった。
佳子は、結局彼らの要求を何度目かに一回は呑んで、自宅近くのどこかで関係を持った。
本当はラブホを使いたかったが、相手も高飛車に出るし、自身も安月給でお金が出せない。
深夜の屋外か、カーセックスで処理するしかなかった。
そんな状況にあっても、男たちは入れ代わり立ち代わり現れては身体を求めた。
どこで情交が始まろうとも、女を抱きたくて肝心な部分を震わせながら誘いに来ている男たち。
かたや、とにかく男と肉欲にふけりたくて、じっとしていられない佳子。
狂喜に満ちた目で覗かれていても、逆に結合部を見せつけるがごとく激しく交わるのが常。
よせばいいものを、これに懲りずに相変わらずルート営業に出ると男とメール交換や電話を繰り返し、間が開くと出会い系を使った。
夫の糖尿は悪化の一途をたどっている。
それもそのはずで、食事は常に肉系の揚げ物と決まっており、アルコールも自身もそうだが、あればあるだけ飲ませた。
職業は土木作業員。
仕事に影響が出始め、当然夜の性活など、もう何年もない。
佳子はだから、子供が観ている前で、外で待つ出会い系の男と深夜の密会に、もつれるようにしな垂れかかりながら出かけて行った。
■
忠学校の授業が終わると、水飲みの娘、加子は急いで学校の裏山に上った。
裏山には山頂部分を切り開入れ作られた高台がる。
そこから村を見下ろせば、それこそ隅々まで一望できた。
加子の目は高台から見下ろす、ある田の窪の一点に注がれていた。
その場所を確認した後、今度は登ってきた道とは別の道を辿って、意を決したような顔つきで山を下り始めた。
街には町の人と人の交わりがあるように、村には村の交わりがある。
例えば街では人と人とのかかわりを一番持つ職業を上げるとしたら、売り子・営業だろう。
訪問販売であったり店の売り子であったりしても、どうしても人の心を動かすようでなくてはならない。
動かないものを動かすため、時には心を売る。
それでだめなら身体を使うしかない。
更にそれに疲れたとしたら、それもまた、別の意味で身体を使う。
村でも同様に、最後の手段は、どうしても身体になる。
わけても、女という種は、生涯かけて男根の数を競う習性がある。
将来を誓い合った仲の男がいたり、連れ合いがいたとしても、それとは別に恋愛感情に似た欲情を秘かに燃やす。
その対象となる男たちこそ、軽やかに女から女に舞う働きバチでなければならないと決まっているようだ。
頼まれれば拒否しない。
お世話になったお礼に糸目はつけないなど、人生すべてがおまんこ崇拝の輩。
この村で言えば、さしずめ橘家の主か。
街が年がら年中、大特価と店じまい大売り出しをしているとしたら、村であってみれば春の田植えと秋の刈り入れ。
その時は何が何でも気持ちを、別の意味においても一致させる必要がある。
街では、一刻を争って売り上げを伸ばそうとする。
村も村なりに、各々の家がほんの少しでも収穫を増やそうとするが、そこは村、所詮お天道様の下でしか共に働けない。
それも、優れた人物ほど都会に出たがり、村に残ったものは都会ほど俊敏な動きはしない。
地面に這いつくばり始めたら、這いつくばりっぱなしになるし、休むと言ったら世間話が尽きるまで休みは終わらない。
都会に比べ、誠にのんびりした光景が広がる。
例えば、ひと窪の田んぼで集落出揃って農作業に精を出している風に見え、決まった人数が出そろったから作業が始まるわけでもない。
いい加減なところで作業は始まり、気が向けば、勝手のその場を離れ自由気ままに他の仕事を始めてしまう。
農作業が終わった秋祭りの夜に、盛大に野辺でまぐわい・足入れが行われると同様に、ちょいの間を使って場所を変え、想いを遂げるカップルもよくあることだった。
この日の橘家の主がそうだった。
見た目には、田んぼで懸命にコンバインを乗り回し、収穫して満杯になったコメを次々に、カントリー・エレベーターに運ぶ軽トラックに移し替えていく。
実に小気味よく、てきぱきと指示を飛ばす橘家の主。
誠に慣れた手順だが、その実、今日の橘の視線はあらぬ方向に注いでいた。
遠間に見える、林道を下って出た先に、何かが現れるのを待っている風の目だった。
そしてその、目的のものが来た。
午後も、夕暮れ近くになり、丁度コンバインを別の田に切り替える時間でもあった。
橘は、何か意味ありげに、この時コンバインのエンジン回転を低速で稼働させたまま、走行をやめ、その場を離れた。
見守っていた衆は、大方休憩がてら、用足しにでも出かけたのだろうと思っていたので、皆もこれ幸いと休憩に入った。
当の橘はとみれば、
林道から抜け出して、一散にどこかに向かう女を、遠間から、周囲に気づかれないよう別の道を使って追い始めた。
だが、よく見ると、双方とも、ある一点に向かって足を運んでいる。
そのことに、近隣の山でキノコ狩りをしていた爺さんだけが気づいて、後をこっそり追っていた。
その場所こそが、村の中でも秘かに名をはせた萱の原にあるまぐわいのメッカだった。
加子は美也子の血を分けた妹、美加の娘だった。
橘が、萱の原を始め、各所で姉の美也子にしでかした数々の凌辱のことで美加に謝りに行き、機嫌を取りなすうちに美加の恵まれない境遇を知り、つい相談に乗った。
ある日の午後、裏木戸を抜け、こっそり潜んできた橘は、美加の相談事に付き合ううちに、つい、情にほだされて組み伏した。
たまたまそれを、加子が物陰に潜みながら観ていた。
母親が、時折現れる男に組み伏されている。
苦し気に身悶えし、懸命に男の腕から逃れようとしていた。
よくよく見れば母の、下腹部深く、男から伸びたとぐろを巻いた大蛇のようなものが出入りし、その動きに母が苦しんでいるように思われた。
両腕を使って母の肩口をガッチリと押さえ込みながらも、男の顔は母の目や唇に向かってチロチロと蛇が舌を伸ばすように襲い掛かろうとしている。
下になった母は、懸命に男の胸や腕に両手を伸ばし突っ張り、払いのけるがごとく仕草を見せ、一方で両足はしっかり男の太腿を捉え、自身の下腹部に引き寄せようとしている。
「・・・ダメ・・・あの子に観られてる」
「魅せてやれよ、減るもんじゃなし、第一 今更抜こうにも抜けないだろう?それとも抜くかい?」
観るものをして、疑問と言わざるを得ない格好で、母と男は長い間絡み、鬩ぎ合っていた。
「・・嫌! いじわる・・・」
リズミカルに動く男の腰の、その先に生えたような大蛇が母の体内に出入りするたびに、母の表情は、まるで言葉とは裏腹にとろけるような表情に変わっていった。
「あああっ、いいわ・・もっと、もっとよ」
腰が一段と強く打ち付けられたかと思うと、男の人はぐったりと母に身をもたせ掛け、しばらく重なり合ったのち、母の体内からしぼんでしまった蛇が抜き去られた。母のものと思われる液をまとわせ、糸を引きながら。
「どんなに謝られたって、許せるものじゃないでしょう?」
帰っていく男を勝手口で見送りながら母が言い放った一言は、やはり男と争っていたんだと幼心にも納得できた。
その反面、男が潜んでくる日に限って母は、薄汚れ、カビが生えてよく見えない鏡に向かって髪のほつれを治す風をしていたのを覚えている。
想い起せば夏休みに入る少し前、あまりの暑さに河原で水遊びをしていて、用を足したくなり草むらでしゃがんだ時のこと。
なにかアソコあたりがチカッとした。
思わず立ち上がった目の前に、血相を変えて飛び込んできた男の人がいた。
それが、母を組み伏せ続けた男、橘だった。
あたしは手を引かれ、田んぼの畔に連れていかれると、男は母に向かってしていたように、下腹部にいきなり顔を埋め、さっきチカッとした場所を吸い始めた。
「あんな場所でしゃがむなんて・・・」
マムシに噛まれていた。
「いいかい、大人しくしてるんだぞ」
そう言うと、
橘は、幾度も噛まれた後に吸い付き、血液を吸い出すと、病院に連れて行ってくれた。
この時になって初めて、なぜ母が橘に組み伏せられながら耐えていたのかわかった。
傷口を吸いながら橘という男は、しっかりとクリに手を置き擦りあ上げ、からだった。
「なにかあったら、おじちゃんに相談すればいい?」
「ああ、いいとも。お母さんだって、いつでも相談に乗ってあげてるだろう?」
「うん、わかった。ありがとう」
相談したいことがあったら、連絡するね。
そういいながら、加子は帰っていった。
数日後、加子の見舞いもかねて美加の元を訪れ、母美加をいつものごとく組み伏せた。
「・・・相談があるの・・・」いつものように物陰から観ていた加子が小さな声で、だがきっぱりと言った。
その相談こそが、「萱の原で・・・」だった。
恵子を乗せたおっちゃんの長距離トレーラーが萱の原に向かったのは、丁度農繁期で村のそこここにコンバインやらバインダーが唸りを上げ稲刈りをしている真っ最中の午後も遅い時だった。
日暮れが目の前に迫り、みんないきり立って脇目も振らず地面に這いつくばっている、そんな時だった。
普段なら、当然村内を大型トレーラーが唸りを上げて走れば目に付くものを、この時期ばかりは農機の音にかき消され、稲穂に目を奪われ、みんなそれどころではなかった。
さが、唯一そうでないものがいた。
この繁忙期に ”儂ひとりぐらい抜けたとて” どうってことはない。
そう思っている輩、美也子とかつて萱の野で契りを結んだ橘がいた。
新妻の恵子に三下り半を下したのも、この日、新たな女と契りを結ぶためだった。
契るために必要な条件、それが敏行らと情を重ねた恵子との縁を切り、時を重ねたのちに橘家に迎え入れる。
それが条件だった。
橘は、それがため恵子を見張り、田の畔で敏行との契りを観て脅し、作業小屋で竜彦との決定的な証拠を見つけて脅した。
庄屋の威を借りて、ひたすら水飲みや、それ以下の身分の者を脅し寝取りはしたが、唯一新鉢だけは割った感触がなかった。
三下り半を押し付けた恵子ですら、その行動を観るにつけ、とても処女とは思えなかった。
むしろ、使い古しを掴まされた感が強かった。
この日、秘かに契りを結ぼうとしている女こそ、橘が知る範囲では、つい今しがた、その目で初潮を見たばかりの、まさしく新鉢だった。
間違いなく、そう信じた。
美也子を苦労の果てに組み敷いた、想い出の萱の原に、村の衆の目を盗み誘い出し、押さえ込んだ。
うまく口車に乗せて寝かせ、全体重をかけて押さえ込み、唇を奪った。
そうしておいて、指を這わせ、執拗にクリを擦った。
手の感触の中で、未発達とはいえ明らかに大きく芽を出し、弾けるまでやさしく擦り続けた。
恵子とおっちゃんが萱の原に到着し、いざ事を始めようとした眼前の草葉の陰で、恵子の元旦那が新鉢相手に挿し込もうと嬲っている。
恵子の目には、上に乗る男が、かつての夫とわかったが、組み敷かれている女のことは誰なのかわからなかったし、興味も抱かなかった。
だが、歴戦の勇士であるおっちゃんには組み敷かれている女が新鉢ではないかと、おおよそ見当がついた。
そして、恵子の様子から、上に乗る男こそ、元夫のような気がしてならなかった。
「三周り近く歳の違う、しかも新鉢と見える女を夢中で組み敷く、元夫の前で、これを視姦しながら いかにもその男の新妻挿し込む、たまらんな、これは」
どだい、だれもまだ手を付けていない新鉢に挿し込むとなれば、それはそれで焦りが生まれる。
失敗したら、或いは途中で邪魔が入り、掠め取られでもしたらと、
「あやつ、潤みきってホトホトになるのを待たずして、亀頭をあてがうつもりだ」
おっちゃんが心配した通り、橘は、未だ柔らかさが確認できてもいない花芯に、我慢が限界に来てしまった亀頭をあてがって押した。
「わっ、・・ったい!」
それでも男の身体を押しのけないことを良いことに、そっと顔を、挿し込みかけた花弁に近づけると、幾度も舌を這わせ、吸った。
加子にとって、これから先の世界こそ、母を夢中にさせ、いつかの河原で夢のような気持ちにさせた、あの舌と唇だと、
「いいいっ、おじちゃん、凄いの!」遠間にも開き始め、ピンクがのぞき始めたのが分かった。
そうしておいて、また亀頭をあてがうを繰り返している。
物陰に隠れるでもなく、恵子とおっちゃんが見守っていることなど眼中にないほど、ふたりは身体を重ねることに夢中になっていた。
幾たびかののち、僅かに亀頭が隠れるほど挿し込みができ、迎え入れた女から深い吐息が漏れた。
身じろぎもせず、夫が新鉢を割るさまを見届ける恵子のバックから、おっちゃんは反り上がる勃起を片手で押さえ込み支え、すっかり興奮し濡れそぼったパンティーをほんの少し脇にずらし、滾り勃つペニスの切っ先で肉を切り裂いた。
肉襞の入り口付近で恵子の天井を幾度も叩いて、奥へ通る許可を求めていた。
〈夫がほかの女に夢中になって挿し込んでる・・・〉
目の前で繰り返される処女を割る夫の神聖ながら卑猥極まる行為、寝取られが嫉妬と欲望へと変わった。
「ちゃんと突いて掻き回して・・・もっと深く挿し込まなくちゃ・・・」
夫が処女加子に仕込む行為と、夫の目の前で妻である自身がおっちゃんに寝取られる行為の区別すらつかなくなっていた。
「妬いてるんか?それならもっとお前も突き上げてやる」
空いた手で、乳房を鷲掴みにすると挿し込んだ腰をひねった。
めくるめく、締め上げるのもがあった。
興奮しきった夫の怒張が小指程度しか入りきらないような穴を引き裂くようにして、奥に突き進み、完全に未貫通だった女を割っていた。
血をにじませながらも、精いっぱい広げた壺で、いきり勃つペニスを包み込み、あまつさえ、肉胴に愛液をまとわりつかせている。
ゆっくりと引き抜きが始まると、あまりの狭さに耐えかね、襞が肉胴に引っ張られるようにしながら外にはみ出てしまう。
いたいけな行為が延々続いていた。
ピストンと思える行為は、肉胴に白濁した液がまとわりつく頃になって始まった。
恵子は凝視していた。自分ですら受け取れなかった胤を夫は処女の加子の奥深くに置いて来ようとしている。
その、欲情に滾り立つ肉のぶつかり合いが、なぜか自分の中で感じられることに驚いた。
「ああっ・・・いい・・凄く大きい」
夫が罪と知りながら新鉢を割り盗ろうとしていて、あたしもまた、その夫の前で行きずりのおっちゃんに注ぎ込まれ、盗られようとしている、
「あなた、そんなことしてていいの・・・」
今日は丁度孕む月齢に、間違いなく危険日にあたる。
そう言いかけたが、あまりのおっちゃんの責めに、あとの言葉が続かなかった。
トレーラーの物陰で爺さんが、年季の入った棹を取り出し、目の前の寝取られる光景をオカズに扱き始めていた。
■
花弁から、これ以上ないほど汁が溢れ始めている。女の反応が始まっていた。
「ほらっ、早くしろ」
男の言葉に従って母が床に横になると、男は組み伏せる形で覆いかぶさって太腿を割って腰を割り込ませた。
「目を開けて、ちゃんと診ておきなさいよ」
すっかり濡れそぼった花芯に、男の充血してどす黒くなった亀頭があてがわれる。
「あかね!」
父が悲壮な叫び声を、初めて発した。
「あなた・・」
先端が挿し込まれようとした瞬間、母は男の亀頭を花弁で振り払った。
「耐えるんだ。あかね・・」
憤怒の表情で男は再び花芯に亀頭をめり込ませる。
「いやっ、あなた・・・助けて」
振り払いかけた母の太腿を、今度はガッチリ男の腕が押さえ込んだ。
「このアマ」
この体制では亀頭冠が母のGスポットを苛ませているのは確かだった。
組み伏せられている母はとみれば、一見ひどく怯えて逃れようともがいているように見え、その実、抑え込む男の腰に足を絡ませ、芯部に引き込み身悶えていたようにも見えた。
「どうしたい?あんたが交代して挿し込んでやるとでもいうのかい?」
首を精いっぱい伸ばし、食い入るように母と男の結合部を診る父。
「はぁ・・はぁ・・ううう・・」
脇で見守る父は、いかにも嫉妬に狂った鬼の形相をしていながらも、母がどのような気持ちで男を受け止めようとしているか、覗き見たい気持ちが入り混じったような、前のめりの不思議な体制でそれを、眼を如何にも逸らす振りをし、絡み合う様子を見守っていた。
「あん・・もう・・イッちゃう・・」
男の腰がリズミカルに母の花弁に向かって打ち付けられ、出入りを繰り返すペニスに母の愛液がまとわりつき、白く光り輝いていた。
パンパンという音と、欲情に耐え兼ね放つ母の淫臭が部屋を支配している。
父は、
男と母の行為がいよいよ佳境というときになって、それまで掌で押さえていた股間のファスナーをおもむろに引き下げ、凄く大きくなったものを母に向かって晒すと握って、男の責めに喘ぐ母の痴態に合わせるように擦り始めた。
「すごいわ、あなた・・・雄々しくなってる」
同時にふたりの男を欲しがる母、
「あああっ、ツヨク!逝きそうなの、もっと・・。このひと・・中に出そうとしてるのよ、それでもいいの?」
母は母で悲壮感と喜悦が入り混じった表情をしながら父を見守っていたが、男が一段と強く腰を送り込むと、ついに父の存在を忘れ、襞で今挿し込まれているペニスを味わうべく、腹部の、恥骨のしゃくりがあらわになった。
「出してもいいんだな?儂の胤が欲しいんだな?そうだよな、奥さん」
つい弱音を、男は吐いた。
男の動きも、射精感が極まったのか、時々止まり、耐え兼ねて宙を仰ぎ、ともすれば引き抜こうとする。
「中はダメ・・・主人が観てる!中は・・あああっ、逝く・・」
引き抜かせまいと、母が必死でペニスを肉球を、足首を使って引き寄せようとしていた。
大きく口を開け、のけぞりながらペニスの味をピンクのラビアで楽しもうと、その状態を推し量っているさまが見て取れた。
〈男の人が母に苛まされている・・・〉
へし折れんばかりに加えこんだペニスをラビア俗にいう下付きのごとく下に向け、その入り口で締め上げ捻る。
男の顔が憤怒の形相に代わり、したたかに腰を打ち付け迫ったとき、母は男の両腕に爪を立てながらのけぞり、全身をガクガクと震わせ絶叫した。
「ちょうだい!!いっぱいちょうだい・・・出して、お願い!!」
母の尻が一段と高く持ち上がり壺を上向かせた。ややあって腹が九の字に曲がった。子宮深くペニスの送り込みを受け入れたのが分かった。
「あん、あん、あああ・・いい、すごくイイ・・」
亀頭が子宮頚部を精液を注ぎ込もうと許可を得るためノックしているんだろう、
男の腰が母の陰部に強く押し付けられ、ふたりは全身をこれまでになく密着させたかと思うと、傍目にも母の体内に男の胤が注ぎ込まれたのがわかるほど愛に満ちた痙攣がふたり同時に湧き起こった。
母がついに男の胤を受け取るべく許可を出していた。
同棲していた和子の姦通を脳裏に描きながら出会ったばかりの女とカーセックス
インドはを非犯罪化した。
婚外で肉体関係を結ぶことに対するもの。
これから言えば和子はそれに当てはまらないかもしれない。
それでも竜彦からすれば、女と見れば見境なく肉体関係を結ぼうとする男の舌偽に、和子が酔いしれているという事実こそ、。
その仕返しのつもりで、出会ったばかりの女を組み敷いていた。
口に含んだソレが、固く膨らんできているのがはっきりわかる。
同時に、花唇全体が潤み始め、繁みに潜ませた香水の香りと、女特有の匂いが入り混じり、オスの本能を煽った。
竜彦の下半身んが、嗅ぎつけた匂いに盛り上がる。
幸いにして女のソコは露わになっている。
だが、竜彦は未だ下半身に衣服を纏わせたままだった。
組み敷く女が、あの日男の元を逃げ出していたとなると、残るは和子のみ、
「ひょっとすると・・・」
そう考えただけでズボンの中が窮屈になった。
竜彦は、一旦花唇から顔を上げると、ズボンのファスナーを下ろそうとした。
「まだダメよ」
甘酸っぱいが、凛とした声が響いた。
たかが拾った女、ここまでくれば勢いで挿し込めると思った。
それが、この一言で竜彦の気持ちは変わった。
〈あのオーナーが舌戯の達人だと?ふざけるな、それならどうして拾って養ってやった俺に舐めさせず、金持ちというだけでオーナーに舐めさせるんだ・・・〉
さっきこの女が口走った、和子とオーナーの熱い関係のなんたるかをにおわせるような発言に、猛然と凌辱意欲が増した。
引き留めれれば、尚更引き下がれない。
ズボンをトランクスごと脱ぐと、まるでプロレスの股裂きの技でもかけるがごとく、女の両脚を持ち上げ、太腿を割った。
「あん、待って・・・」
媚びる女を無視して、いきり勃つものを花唇に押し付け、その先端で先ほどまで嬲っていた微妙な膨らみにグリグリと押し付け弄った。
「ううっ・・・うっ、うン・・・あああ・・・」
女は眉間にしわを寄せながら、喘ぎ声を洩らしている。
竜彦は持ち上げていた女の両脚を肩で担ぐようにすると、ペニスをそのままゆっくりと下方にずらし、襞のワレメに一気に押し込んでいた。
「ああっ、あうううっ・・・」
竜彦の先端が子宮を突き上げると同時に、女は猫が絞殺されるような声を上げ、大きくのけぞった。
出だしは小生意気な口をきいた。 が、 たったこれだけのことで逝った。
逝かされたことで女の襞が竜彦のモノを離すまいとするかのように、キューッと締め上げてきている。
それも肉胴全体を締めるのではなく、入り口付近と中心部の2ヶ所が交互に締まる感じで、更に先端が入っている奥の方は、まるで別の生き物がいてヒクヒクと蠢くような感覚を伝えてきている。
前戯と言っても、たかだか微妙な膨らみの脇を数分程度舐めてやっただけなのに、女の身体は十分すぎるほど昂まっていたようだ。
〈ちきしょう!!何故だ・・・〉
この女も、オーナーの手にかかったらしいと踏んで、和子のことが脳裏に過り、嫉妬に狂って挑んだだけだった。
組み敷く女の、
「まだよ・・・」という、
言葉を無視して前戯にほとんど時間をかけずに突っ込んだ。
その程度で簡単に逝ってしまう。
〈和子は俺のスケだ!〉
心の中で叫んでみた。
「あああン・・・もっと奥・・・突いて・・・」
ふいに、腰をくねらせながら、女がねだった。
腰がくねった瞬間、襞の締め付けが緩くなり、かわりにまるで温泉でも湧きだしたかのように、襞全体に愛液が溢れ出してきて、ペニスをやさしく包み込んだ。
〈うううっ、これは・・たまらん〉
頭の中が痺れてきそうになった。
「なぇ~・・・早くゥ~・・・ああっ、・・・あああン」
切ない声を洩らしながら、女は腰をせり上げる。
竜彦は、肩で担いでいた女の脚を一旦降ろし、屈曲位にした。
腰を使うのなら、この方がやりやすいし、女の襞の動きも、先ほどのように敏感に感じないですむ。
竜彦は目の前にある女の形の良い乳房を揉みあげながら、リズムを取って腰を突き動かし始めた。
女の身体が、小刻みに震え始めている。
さっきと違って、女はゆっくりと昇りつめようとしているようだ。
竜彦は、揉みあげた乳房の上にツンと突き出している乳首を吸い、舌先で嬲りながら、次第に腰の動きを激しくしていった。
とたん、ギューッと、女の襞が、前にもましてペニスを締め上げた。
同時に、亀頭冠の周囲の襞のひとつひとつが絡みつくようにザワザワと蠢き始めた。
「むっ、くうううっ・・・」
竜彦は思わず声を洩らした。
奥歯を懸命にかみしめ、やっとのおもいで射精を押しとどめた。
女は、のけぞった身体をブルブル震わせている。
おそらく、今回は一段と深く逝ったようだった。
Japanese-wifeblogには書きにくいことをここで書かせていただきます。
○ アダルトアンテナメーカーを設置しました。
設置目的は文章系のブログの紹介です。
文章系のブログを書こうとすると、画像とか動画とは比較にならないほど能力と根気が必要です。
知的財産に該当すると思うので、もっと文章系のブログの良さを知っていただこうとしています。
○ Twitterのフォローとフォロバについて
ある種の人たちは出来る限り自己宣伝しようと我武者羅にフォローを繰り返し、相手がフォロバしたとみるやいなやフォローを取消し、その空きで次のフォローを狙おうとしています。結局のところ、評価が低くなり消えうせることになります。
○ 目立とうとする前に我慢と努力は必須
中身のないものに、いつまでも人は群がりません。
めくらめっぽう宣伝するということは、逆に自己をおとしめる原因を、努力して作っているだけです。
和子の体験談を聴きながら爺様が逝く
街と村との間には遥か昔から不文律の決まり事がある。
たとえ街で長者と肩書きを張っても、村ではそれは通じない。
これを上手く取りまとめて歩いたのが商人で、彼らによってやっと不文律を超えて交易やら約束事がなされた。
しかるに村でも、慰み者になる和子は大いに歓待されたが、正一に対しては婆様以外、どちらかというと冷ややかだった。
正一はよそ者、招かれざるものだったからだ。
村人は富を求める場合、街へ向かわず、仲間内でも弱いものへ、未開のものへ向かって刃を向ける。
決して町の習わしを受け入れようとはしない。
正一が突然村に現れ、美紀のことを聞いて回ったときも、村人は協力するようなふりだけはしていたものの、陰から冷ややかな視線を送っていた。
村では常に、このよそ者に向かっては団結して砦を築き、入り込めないように画策する。
この戒めを自ら破ったものがいた。
それが爺様だったのである。
爺様は女子と見れば誰彼かまわず抱きまくった。
和子もその例外ではなく、村内の者は避けて通るというに、爺様は一向にこれを介さず、廃村に通じるかつての街道から一歩野分道に入ったあたりで犯していた。
この野分道は、実はこの村の人たちが没落していく、かつて近在を支配した豪農 足立寛治の領地内から盗み働きをするために通った路であった。
つまるところ、この道をあだやおろそかに街のものを案内してはならなかったのである。
在りし日の廃村には様々な珍しい産物が採れた。
薬研谷と呼ばれる場所などでは、特に貴重な薬草が採れ、それ故に足立寛治の祖先が入植してこれを見つけたときから、あっというまに近在を支配下に置くほど財を成し得たのである。
それを、不文律の元で次に控えていたこの爺様が暮らす村が、焼け野原と化したとされる廃村から、これらのお宝を掠め盗っていたのである。没落者からの搾取、掠奪である。
勤務の都合で市内に帰ってきた正一は、探し損ねた美紀のことについてイの一番に情報収集の拙さを考えた。
挨拶をすれば、にこやかに笑顔が帰ってくることは来たが どこか冷ややかな視線で見られているような気がしてならなかった。
「よそ者が村に入り込んで、何か探し物をしている」
そんな目つきをされたような気がしたのである。
正一はだから、廃村に向かうとき 村からずっと外れた場所まで昼間にヒッチハイクで向かって、その車が廃村とは違う方向の峠を越えるのを見届けて深夜、こっそり村に侵入し、あの路を辿ったのである。
田んぼの畦道脇を通る廃村に通じる街道に入り、爺様が和子を案内して登った通りにわき道にそれ情交のあった場所までの道程を、朝日が昇るまでに休まず歩き登り切った。
この場に立って、和子に永久の別れを言うつもりであった。
別れを決意したくなるほど和子の心は爺様に傾倒し、正一など爺様との挿し込みの刺激剤にしかならないと思われているふしがあった。
「そこまでして妻に娶ろうとは思わない」 これであった。
正一が朝日の昇る時刻に、この場所で行いたいことがもうひとつあった。
それこそが美紀を探すひとつの手がかりになるだろうこの場所を、いつか必ず探すこと。
美紀の失踪の秘密がここに隠されている。いつの頃からか、そう感じていた。
美紀は廃村へ向かうとき、きっと美紀を捜索に来た自分たちと同じように村人に何かしら問い合わせたんじゃなかろうかと思った。
もしも問い合わせていたなら、あの爺様がそれに気づかないはずはなかった。
気づいて、暗に止める村人を振り切ってこの場所に引き込み、犯しただろうと想像できた。
それだからこそ自分という男が和子の付き添いとして一緒に来ているにもかかわらず、山中に意気揚々と和子を引き込んで確信を持って犯したのではなかろうかと思った。
そう考えれば、すべてつじつまが合った。
正一はその場所を、和子が犯された場所の もう少し上の方ではないかと考えた。
遠目が効く村人に、女子を犯すところを見られては、あとあと難儀するとでも思ったのだろう。
和子の場合は、必死で探し回る男を、前戯で逝かせ始めた女に見せつけることで欲情を昂ぶらせてやろうとしたし、美紀を犯した場所まで己も女も挿し込みたさが募り待てなかったこともあると感じた。
用心に用心を重ね、正一はほんのわずかの痕跡でも見つけ出してやろうと、まるで地面を這いずりまわるかのごとく這いつくばって探し、先に進んだ。
路の脇の落ち葉や笹が、ほんの僅かでも人が寝ころぶに都合がよく見えたり、笹などが押し倒されたりしている場所については、特に入念に探し回った。
痕跡はあっ気なく見つかった。
それを見つけたとき、改めて爺様の非道さに怒りがこみ上げた。
美紀の服が勝利の証として、情交を交わしたとみられる落ち葉の降り積もった脇に立つ大木の枝に、これ見よがしにぶら下げてあった。
周囲には男女が争ったんだろう落ち葉を蹴散らしたような痕が生々しく残っていた。
美紀が押さえ込まれたであろうその場所の落ち葉は、まるで男女の重さに耐えかねたかのように、女の背の型にしっかり窪んでいた。
爺様は全体重をかけて美紀を貫いていたことが、その窪みの深さで伺われた。
痕跡はそれだけではなかった。
引き裂かれたパンティーは、それから数メートル離れた村が見下ろせる高台の上で陰唇の触れる部分に己の精液をたっぷりふりかけでもしたんだろう、糊が黄ばんで変色したようなものが付着し、投げ捨てられていた。
女を、散々弄んだ挙句 最初に奪った下着に、村人に余程見せつけたかったんだろうこの場所で、残りの精液を全て吐きだし勇者であることを誇示して捨てたものとみられた。
正一は狂ったように落ち葉をかき分け、美紀の姿を、陽が完全に沈むまで山中で探した。
欲望を満たしきった爺様が、用のなくなった女を処分していはすまいかと必死で探した。
僅かでも窪地を見つければ、持参したスコップで地面を掘り返して探してみたし、付近の谷間はすべて見て回った。
疲れ果てた末の結論に、美紀は情交が終わった際、和子の時と同じように爺様に異変が起き、その隙をついて逃げたのではなかろうかと、良い方にとることにした。
その夜は山中でビバークした。
翌朝早く、正一は美紀の服やパンティーを回収しザックに詰めると廃村に向け出発した。
和子が看病を続ける爺様の体調は一進一退を続けた。
毎週決まった日に、和子は婆様を伴って病院に向かうのだが、医師の処方は、そのたびごとに増えて行った。
それはそうである。
医師は、普通に生活しておれば何事もない血圧になるだろうと降下剤を処方する。
ところが和子は、躍起になって爺様の血圧を高めようと努力する。
然るに、医師が測るたびに血圧は、処方の効果なく上昇している。これでは危ないと医師は更に薬量を増やす。
爺様は薬が沢山盛られるたびに日中でもウトウトが増していった。
和子が盛んに誘うから、夜毎忍んできてワレメに舌を這わすには這わすが、途中で寝入ってしまうことさえあった。
和子は一計を案じ、病院の帰り道 こっそりある種の店で特効薬を仕入れ、これを爺様の飲み物に密かに混入させてみたりもした。
毎度立ち寄っては次第に効き目が強く、しかも高い商品を買っていく和子に店主は、よほど好きものの女と見たのだろう、マムシ酒を勧めてきた。
和子は仰天して見せた。そうでもしなければ心を読まれたようで、もうこの店に来れないと思った。
和子は婆様にはひた隠しに隠して持ち帰り、これを忍んできた爺様に丸ごと一本与えた。
高血圧に精力剤、ましてや深酒は禁物である。
普段の食事に、医師が止めていた塩辛い食べ物を婆様に隠れて付け足すことも忘れなかったことが功を奏した。
かくしてその夜は、和子が長い間待ち望んだ爺様の棹が復活し、情交となった。
酒の勢いも手伝って、常より入念に爺様はワレメに奉仕している。
だが一向に棹は皺袋の中から顔を出さない。
「マムシ、偽物だったみたいね。好きものだってあのおやじ言ったのよ。失礼でしょ?」
和子は大きな欠伸をした。
・・・ワレメを毎夜同じ格好で役に立たなくなった爺に舐められているんだもん、刺激もなにもあったもんじゃないわ・・・
和子は心の中でつぶやいた。
それでも懸命に爺様は奉仕を続けている。
和子は爺様を早く寝かしつけたくて、初体験の時の出来事をポツリポツリと話し始めていた。
「わたしね、これでも学年では結構奥手だったの」
それは高校3年の夏休みを前にした時のことだった。
「初潮が始まる前からちょっとだけ身体っていうか、気持ち?変だなって思うようになって・・・」
仲良し3人組のひとりが、ある日の午後、学校に裏で猥談を始めた。
話の中身は、寝静まった隣の部屋から親の絡みの、母親が逝きそうになって悶える声が漏れてきてというものだった。
「それでどうしたの?」
勢い込んで聞く和子に「嫌ね~和子は、餓えてる」笑って続きを教える代わりに、当時噂のあった彼を呼び出して河原で初体験を済ませた話をしてくれた。
「その時ね、もう一人の友達に聞いたら、もうとっくに中学2年の時に隣のおじさんに誘われて済ませたと聞かされたの。そりゃ~焦ったわよ」
「それでね、わたしも当時気持ちを寄せていた彼の家に遊びに行って、彼の部屋でさんざん変な格好して見せて誘ったのよ」
「彼のベッドに寝転んだり、畳の上をごろごろ転がりまわり、あおむけに寝て大きく胸を突き出しながら、足を開いて見たりして・・」
それでも彼は手を出そうとしてくれなかった。
「だからわたしね。とうとう我慢できなくなって、もうひとり気持ちを寄せてくれていた彼を、つまり好きな彼の友人ね」
お寺の裏に学校の帰りに呼び出して、目の前でショーツを脱ぎ、スカートを捲って頭を突っ込ませ、アソコを舐めさせたと言った。
「彼ったら、夢中になって舐めはじめて、恥ずかしさのあまり次第にアソコが変になって・・・」
どんどん足を広げて奥へ奥へと誘い込んでいるうちに、とうとう片足を彼の背中に乗せ、大きく割れたソレを舐めてもらって腰が抜けそうになった時、まじまじと見入る彼がそこに立っていたと和子は話した。
話しが終わった直後だった。
爺様の足が和子の尻をしたたかに蹴っていた。
「このあばずれめが~~」
和子は部屋の隅まで蹴飛ばされていた。
「なにすんだよ!このくそ爺が~」
云い終るか終らないかのうちに爺様の太い手が和子の首を締めにかかっていた。
和子は逃れようと必死にもがいた。もがきながら、何かグニャリとするものを何度も蹴っていた。
爺様の棹だった。
先ほどまで、たとえワレメに奉仕する段階に至っても爺様の血色はどす黒かった。
それが、首を締めにかかっていた爺様の顔は充血色に変わり、頭に脂汗を浮かべ、国筋の血管はウネウネと浮き出て目は真っ赤になっていた。
「いうてみー、どこを舐めさせたかいうてみー。このあばずれが~」
和子は空恐ろしくなって、もう一度最初から事細かく説明し始めていた。
ねめつける爺様は、ワレメに奉仕どころか、利き手の日本の指をかぎ状に曲げ、ワレメの芯を弄り、もう一方の手で乳を握りつぶそうと息んでいた。
棹は完全に復活していた。
指の刺激でワレメが十分に潤うと、爺様は雄々しくなった亀頭を深部にあてがって一息つくと切っ先で肉を割った。
歯を剥き出しにして肩を、首筋を噛まれた。
「このバイタめが!このバイタめが!」
それはもう拷問に近かった。
もしもこの時、婆様が薬さえ飲んでいなければ、血相を変えて止めに入ったであろう。
それほどに罵声と怒号の飛び交う情交だった。
肉は十分に割られ、抉られる苦しさに樹液が溢れかえり、返りシルで幹をしとどに湿らせていた。
和子は久しぶりに肉球で亀頭冠を弄ることができ、全身を打ち振って燃えていた。
少しでもいいから、待ちに待った精液を子宮奥に注ぎ込んでほしかった。
「でも、肝心の彼は友達にさいなまされているのに助けようとしなかったの」
その時ワレメやクリがどうなってたのか、爺様に事細かに報告し、涙を流して爺様に許しを請うていた。
勃起しないから、溜まってなどいそうにもないと思われた精液は、和子の稚拙な思考に反して密度も高く膿のようにたっぷり溜まっていた。
よせばいいのに爺様は、和子の亀頭冠への嬲りと組み敷く女に痴態に、その処女を奪われた話に欲情し、それを一気に和子の中に吐き出そうと腹上で力んだ。
「おおおうっ、むんむん。くく・・」
爺様の顔が急激に浮腫んだ。額に青筋が浮き出ている。
亀頭冠の充血が膣の奥深くで感じられ、棹の脈打ちも伝わってきていた。
「ああ・・・久しぶり・・・凄くすてき。早く頂戴」
爺様の腰が和子の土手をしたたかにパンパンと突き上げたその瞬間だった。
「うっ、う~~~ん」
爺様はまたしても和子の腹の上で唸ると転がり落ちた。
和子は今度も爺様が心臓の発作を起こして卒倒したのかと、以前に正一に教わった口移しの呼吸を試みた。
「爺様、大丈夫。ちゃんと和子の気持ちを吹き込んであげる」
潤んだまなざして爺様の唇を捉えると、静かに、しかも精一杯吹き込んだ。
時間をおかず、次から次へと、棹まで届けと吹き込んだ。
だが、所詮この方法も正一が教えてくれたものであっても、あの時も今回も、情交の一番燃え上がったときに起こっていたから、次に何をすべきかなど知り得なかった。
理性をつかさどる部位の脳は欲情をつかさどるソレに負け、麻痺していたのである。
何度か試みるが、爺様の唇からは愛が伝わってこなかった。
それどころか、唇は次第に冷たくなっていった。
情熱が伝わらないことに、和子は焦れた。
「わたしの気持ち、わかってくれないんだ」 和子は吐き捨てるように言った。
微かに爺様は、鼾をかいた風に 和子の目には寝たように見えたのである。
「呆れたわ、出す直前にまた寝てしまった。こんなに愛を吹き込んであげてるのに。役立たず!」
火照りが治まらないワレメからは未だシルが滴り落ちて太腿を伝っている。
「これ、どうしてくれるのよ・・・もう!!」
和子はついにキレた。
萎えた棹をつま先で思いっきり弾くと、さっさと布団をかぶり寝てしまった。
翌朝になって和子は、婆様に揺り起こされ初めて事態の深刻さを知った。
爺様は脳卒中のため、和子の腹の上で逝っていた。
丁度正一が美紀の衣服を回収し、ザックに納め、念のため情交のあった場所に向かって手を合わせた。まさにその時であった。
寝取られる刺激に我を忘れ開く和子は・・・
目的の場所まで残り100メートル余りになって、爺様と正一が勇み始めると、それを見た和子のスイッチが切れた。
これまで関係を持った男たちのことも含めて、よくよく考えてみた。
男どもは女の中に出したいから甘い顔をしてくれている、今回の場合もそれと同じように思えてならなくなった。
女の弱みに付け込んで、よくもよくもと、思えば思うほどスイッチが切れたどころか、今度は腹が立ってきていた。
爺様の辞書に、不可能という文字はなかった。恩返しのない機嫌取りという行為自体行ったことがないように思えた。
最初の日に道案内方々、何度もしつこく迫り、時間経過とともにOKの数が増えて行ったのは恩返しだとばかり思っていた。
ところが実際には、引き返すに引き返せない場所に連れ込まれた恐怖心から、小出しに宝物を与え、無事生還を試みただけだったのである。
その途中、たまたま棹先で探られてしまった肉球が亀頭冠を手放せなくなってスイッチが入り、不覚にも悶え苦しんだだけだった。
深夜の絡みも、市内を出発するにあたって婚前旅行をするつもりだったから準備は既にできていて、正一が床に潜り込むのを期待して待っていたところに爺様が割り込んできてしまい、塗ら経場所に棹先を突き付けられ発火しただけだった。
醒め切った和子は、昨日あった一連の情交を僅か100メートル足らずの間にこう整理し気持ちを切り替えていた。
何も知らないまま、ひたすら興奮し続けているのは男どもだけだった。
爺様は、昨日肝心な部分を押し頂いた場所に来ると、早速同じ手順で自信を持って和子に迫り始めた。
とにもかくにも正一に絡み合った秘部を見せつけたかった。
引いていた和子の手を一旦放し、腕を絡ませ引き寄せにかかった。
「何するのよ! 変なことしないで」
いきなりの剣幕であった、さすがの爺様もたじろいだ。
「和子、どうしたんじゃ」
気を取り直し、もう一度 今度は腰に手を廻し、やんわりと引き寄せた。
「何が和子よ。なれなれしい。嫌らしいわね。止めてって言ってるでしょう」
最初の言葉の時は、どちらかと言えばあらぬ方向を向いて発していたものが、次には面と向かって罵倒してきていた。
その眼光の鋭さに、つい爺様の昔の「なにお~」という癖が出た。
和子の横っ面を、爺様とすれば撫でる程度だったが・・・ 顔が歪むほど張った。
和子はもんどりうって大木の根元に転がった。
口の中を切って、和子の唇から血が滲んだ。
運が悪いことに、和子は途中で爺様にパンティーを貸し与えており、転んだはずみで陰部が僅かに露出してしまっていた。
慌ててスカートの裾で隠したが、爺様の目はこれを見逃さなかった。
「ええ具合じゃて」舌なめずりをする爺様
血が滲み、キッ引き結んだ唇といい、チラリと覘いたワレメといい爺様の股間を若返らせるに十分の構図がそこに出来上がっていた。
危険を感じ、跳ね起きようとした和子の腰あたりに爺様は欲情し切って組みついた。
撥ね退ける和子との間にくんずほぐれつの争いが巻き起こった。
地面を蹴って雌雄の、発情を促す格闘が始まった。
地面を転がりながら、互いに力を振り絞って爺様と和子は相手を圧しよう、振りほどこうとしていた。
最初の頃こそ和子が優位だった。
幾度もビンタを爺様の頬に飛ばした。
それがいつの頃からか立場が逆転し始めた。
所詮は女、和子の形成は時間とともに不利になっていった。
和子はくんずほぐれつの間に、何度も爺様の股間を全力で蹴り上げている。
それなのに爺様は、怯むどころか益々勢いを増して和子を組み伏せにかかっていた。
立ち上がろうとすれば投げ飛ばして腕ひしぎにかけた。
動けぬようにしながら徐々に衣服を剥ぎ取り、乳房をあらわにした。
和子の力が尽きる時が来た。
傍から見ていた正一にはわかった。
責められ、隅に追いやられ始めたことで、はた目にはこれなら許すしかないという女の常套手段を散々利用しての絡みへの移行だった。
そしてついに和子の動きが爺様によって止められた。
腕を逆に取られ、地面にひざまずくような格好で押し付けられると、さすがの和子も動きが止まった。
昨日はこの段階に至らないうちに爺様の執拗な愛撫を、その身体で受けスイッチが入っているが、今日の爺様は愛撫など全くないままに、いきなりズボンを脱ぎ捨てると和子の口元に男根を晒し、鋭い眼光で睨みつけた。
無言で奉仕を強要したのである。
手順は違えど、昨日と同じ状況が生まれた。恐怖である。
堪えかねた和子は、おずおずと昨日・昨夜と攻略された男根に向かって奉仕せねばならなくなって、表情が変わった。
見守っていた正一は、一時はどうなることかと危ぶんで、引き留めようとまで考えたが、ここに来て爺様の処方をやっと理解できた。
それは、露出されたままになっていた和子のワレメにも現れた。
真昼間の陽光の中で格闘中であっても男の前に晒され、隠すものとてない陰部にこそ現れた。
発情期にある野生の、特に追い詰められる牝の秘部は牡の発情を促すため益々潤んでしまうというのはよくある。
和子は発情期にあったのだろう。時間とともに鈍く光りを放ち潤みが復活したのが見て取れたからである。
「こんな方法を使ってスイッチを入れていたのか・・・」 犬や猫ならともかく、社会通念上から考えれば不思議な情景だった。
この時正一は、自分ならこの段階で挿し込むだろうと、その発情し光り輝く和子の秘部が特によく見える脇に忍んで、その瞬間を待ったが、待てど暮らせど爺様は微動だにしないで、相変わらず奉仕を強要していた。
爺様の棹などいい加減見飽きて目を逸らし始めるころになってようやく爺様は、和子の乳房に手を伸ばし、男根への奉仕を中断させ和子の上体を引き起こしにかかった。
和子の目は焦点が定まらないほど格闘に続く奉仕で疲れ切ったように見えた。
その和子の尻に向かって爺様は、手のひらで鞭打った。
意に逆らう牛馬を鞭打つかの如くであったが、思わぬ行動を和子はとった。
なんと、四つん這いになって尻を高々と捧げ、勇者に向かって略奪の挿し込みを許したのである。
爺様は右手にたっぷりと唾をつけて壺口あたりを湿らすと、奉仕されて雄々しくなった亀頭を股間に滑り込ませた。
悠々とと言おうかわざとと言おうか・・・ともかく観ているとアナル付近に一旦裏筋を添え詰ってやり、更にワレメに沿って滑らせるように下方に押し進めた。
次は引き裂かれるものと待ちわびていた亀頭が、芯部を通り越したから和子は慌てた。
壺口を通り過ぎた亀頭に、和子は思わず腰を沈めて中心を合わせ、一瞬止まって待ち受け、流れ出る潤みを亀頭先端に塗りつけてから割入ってもらった。
あくまで和子の意思で、感覚で亀頭を挿し込ませたのである。
「ああん、いい・・あああ・・・凄い!!もっと」 スイッチが入った。
この声に合わせるかのようにグラインドが始まった。
信じられないことに和子のスイッチは、途中で切れたとは思えないほどしっかり入って爺様の責めに身悶えを始めていた。
声を発し快楽に震えているうちに爺様の棹は和子の尻に打ち振られ襞に招かれ、根元までスッポリと咥え込まれてしまっていた。
その時正一は見た。
密集して生えるお互いの陰毛に既に液がまとわりつき泡立つほどになっていることを。
挿し込みの始まった頃には、確かに唾をつけなければ割れないほど陰唇を固く閉ざしていた、痴情の露出に感極まったとはいえ表面ならいざ知らず中は乾ききっており、ひび割れに杭を打ち込むがごとくだった。
ところが、時間をかけて爺様が突いて中を幾度も抉り逝かせてやり始めたころになると、棹をしっとりと濡らし愛おしげに包み込んで放れないよう引き込む所作をしていた。
それほどまでしても許さぬと、爺様は和子の尻を幾度も叩き、棹や亀頭冠に奉仕せよと腹筋や膣、尻に信号を送り続ける。
肉球で亀頭冠を奉仕しようと襞を蠢かすようにすればするほど、和子の欲望は募り抜き差しならなくなるのであろう。
和子の裸身が朱に染まりはじめ、肉根を咥え込んだ内股がふるふると揺れ始めていた。
白濁した泡が棹にまとわりつき、抜き差しならなくなった壺の中の男根と肉球の絡みの様子を正一に連想させた。
やがて全身を震わせ、のけぞり背を丸めて棹を搾りながら和子は絶叫を放った。髪を振り乱して小さく逝った。和子は半ば爺様の身体や仕込みに屈していた。
正一は、和子への挿し込みが始まると持ってきたゴムひもで男根の根元を縛った。
婚約者を奪われる様子を見てしまっては射出を逃れることなど不可能に思えたからこそ射出しないように縛った。
射出をそれで制御し、爺様に負けないようそそり立ちを促し両者の眼前にそれを晒しながら姿を現した。
根元の状態は爺様に悟られぬようズボンで隠した。
和子の膣や子宮の様子が心配で、出来る限り近寄って挿し込み付近を見守った。
音も聞きたかったし和子の発する臭いも嗅ぎたかった。
そうして己を興奮させ、いつでも挿し込みを交替できる状態にしておいた。
和子も、目の端で正一を捉えてくれていた。覗き見が始まった頃から爺様との情交のさまを観てほしいと願っていた。それほど正一も近寄ってもいた。
さいぜんから爺様は正一に挿し込みが良く見えるようにと和子を横に寝かせ背中を抱くようにして挿し込んでくれていた。
正一は言われるまでもなく、爺様の棹が深々と和子のワレメを貫いている、その部分を凝視した。
「ねぇ~、どうなの? わたしのアソコどうなってる?」
「うん、きれいだよ。欲情しているとわかるほど凄く濡れて光ってる」
「挿し込まれてるんだよ。奥まで届いてるかもしれないじゃない」
和子の言葉に爺様は余裕綽々で棹を引き抜いてワレメの前にあてがい長さを測らせてくれた。
「十分届いていたみたいだよ。おへそを通り越してた」
「危なくない? そう思わないの?」
正一は改めて自らの棹を手のひらに乗せ、その危うさを観たし、和子にも確認させた。
そうしておいて和子の乳首を指で摘まんだ。
「もう・・・欲しくないの? こんなことされて黙ってみてるの? こうされても良かったの?」
乳首は十分勃起し、ツンと上を向いて欲情を伝えていた。
「和子はこうなってるアソコを観てほしかったんだろう?」
乳首への愛撫を唇に切り替えると、それまで使っていた指をそろそろと腹部を下降させクリ周辺に辿り着かせた。
「ああん、あああ・・・そこ・・ねぇ、知ってたの? 知ってて黙って観てたのね。観て抜いてたんじゃない? あああ・・・もっと見て、ちゃんと見ててね。逝かないって約束するから。お願い・・・」
クリをまさぐりながら乳首を何度も舌で転がし、甘噛みした。
爺様は更によく見えるよう、和子の足を高々と上方に掲げてくれた。
「和子の花芯からピンクの襞が見えるよ。凄く蠢いてる。欲しくて搾り上げてるんだね」
「ああ・・たまらないの!!欲しいってわかる? そんな嫌らしい動きしてる? 出されてもいいのね」
もはや三者三様、寝取りを意識しての行為となっていた。
爺様は和子と正一のために、和子を横に寝かせ後ろから責めていたが、最初はゆっくりと棹を出し入れし、棹にまとわりつく泡や襞を正一に確認させていた。。
引き抜いた棹が、再び深く挿し込まれるたびに爺様の精液が子宮めがけ射出されはすまいかと和子と正一は手を絡め会って堪えた。相手を思いやった。
和子の身体へは正一の許可を得て爺様が挿し込んでいるわけではない。いわば強奪に近い非道な手法で奪っている。
それを和子は正一に向かって詫びていた。他人棒が貫いた経緯を挿し込まれた棹の亀頭冠がどのように責めているのかを説明しようとしていた。許可を求めていたが正一は目でそれを撥ねつけ続けていた。
「お願い・・・」
許可が欲しくて和子は泣いた。逃れられなくなっていると泣いた。せめてもこの中に爺様に放出された直後に貴方の棹で入って来て洗い流してほしいと懇願した。
「和子は今挿し込まれている棹を引き抜かれてもいいのか? もっと蠢かしてほしいんじゃなかったのか?」
爺様の陰嚢と精管が収縮し、亀頭冠が襞や子宮入口を弄るたびにしゃくりかえす和子に、その良さとどうしてほしいかを合図の時期と合わせ問うた。
「もっと強く突いてほしいの。でも、そんなことされてわたしが逝くのを観たら嫉妬するんじゃない? 嫌いにならない?」
「好きだよ、愛してる。 だから嫉妬してる。 耐え切れなくなってるんだ・・・わかるだろう?」
正一はふるふると震える先走りした棹を和子の口元に差し出した。
和子は懸命にそれを啜り、舐め取った。
爺様は、それでも和子を離さないで深く挿し込み組み伏せ続けた。
深く逝かせるためには引き抜きこそが肝要だが、もう引き抜きは諦めていた。
膣奥深くで、亀頭冠を蠢かすにとどめていた。
正一の今目の前にある棹を観たとき、己が強かったから和子を奪えたと思った考えが間違っていたように思えた。
和子の膣は、爺様の亀頭冠で麻痺して正一の棹が今は勝るほど充血していることに気づかないでいた。
気づけば強引に爺様の棹を振りほどき、強い男の胤を求めて正一に跨っただろうが、そうしなかった。
和子こそ、いまはこの亀頭冠を味わうことに全神経を集中させていた。
だから正一の許可を得たがっていた。和子は認めたが、正一は当初と違って認めようとしていないことが見て取れた。だから棹は己より怒張している。内心負けたと思った。
認めれば和子に胤を流し込めなくなるばかりか、萎えてしまい逃げ出す以外方法がないようになってしまう。
それでは自尊心が許さなかった。
「和子のやつに口でさせるしかないワイ」
爺様は和子の足首を掴むと繋がったまま上向きにさせ始めた。
「上向きにさせ、口が使えるようにしてやれば必ずもう一度口元に棹をもっていくじゃろうて」
作戦はもう少しというところで躱された。
和子が自ら正一の棹の先端を指で弾いたからだった。爺様の経験から共に双方の穴に挿し込んでほしくて待っていた風に見えた。
「言葉とは反対のことをしおる」
これには爺様が欲情する番だった。
思わず止めていたピストン運動を息を堰切って再開していた。
和子を自力で逝かせ、中に残らず放出してやるつもりで責め立て始めた。
正一は和子に堪えよと目で示し、乳房を掴んで意識の引き戻しを図った。
和子の思惑通り、ひとりの女の身体をふたりの男が同時に奪い合う形になった。
訳もなく和子は燃えた。全身を打ち振って逝きそうになると訴えてきた。
常軌を逸脱したことを恥らいながらも、より強い男の胤を求め子宮が狂いまわっていた。双方の棹を全身の神経を研ぎ澄ませ測っていた。
爺様も、そして覗き見で抜こうとしていた正一ですら、子の欲情した和子の身体に我こそが影響を与えたくて、唯一の足跡を残したくて悩乱していた。
3人それぞれが、今を逃してはならないと必死になって相手を求めていた。
和子の子宮が襞が爺様の射出感を感じ取った。
ドクドクと射出をにおわせる脈打ちが先ほどから幾度となく繰り返されては治まっていた。
腹筋と肉球は懸命にその射出を促そうと亀頭冠を搾りにかかっている。
和子の恥骨が爺様を押しのけるように上向き、逆に屈曲したかと思うと亀頭の先端を子宮口がしぶきを受け止めるべく小突き始めていた。
それでも爺様が射出を遅らせると疼きを抑えきれなくなった女体の恥骨のしゃくりあげが始まった。
爺様の全身の血管が浮き出て顔が真っ赤になった。
野太い腕がガッチリと和子を組み臥し疼きからくる動きを制した。
ついに和子が、その爺様の背中を野太い腕をわなわなと抱き始めた。
爺様の胤が和子の子宮に渡される瞬間が来た。
口を大きく開いて和子は、大きく吐息を吐きだした。咆哮だった。
上に乗った爺様への迎え入れの準備が整ったという合図だった。
爺様の腰が強く和子に押し付けられ、全身に痙攣が走った・・・
勝負はあっ気なく着いた。爺様の上体が脱力した。
急激に和子を責め始めた爺様の息が持たなかった。
爺様は胸を掻き毟るようにしながら和子の上に崩れ落ちた。
爺様の棹が年甲斐もなく常軌を逸するほど雄々しくなっていたのは、半分は異常すぎる高血圧からくるものだった。
亀頭冠が和子を潤ませたのも、元はと言えば本人の意に反して充血しやすかったからだったが、それが今回は裏目に出た。
棹は急激に萎え、和子が爺様のフニッシュと思える上体の倒し込みと、正一の乳首への刺激に耐え切れず胤を早く貰い受けるべく腰を振った瞬間に主を失った棹はワレメから抜けてしまっていた。
肝心の爺様は和子の首筋に真っ青になった顔を埋め、痙攣を繰り返していた。
もはや情交どころではなかった。
和子は青くなって爺様を振り落とし、正一にしがみついた。
爺様は地面の上で大の字になり、弓なりに反り上がって苦悶の表情を浮かべている。顔面が異様に腫れ上がり土気色に染まり始めた。
狭心症が、山中で始まっていた。
血色のよかった爺様の身体がみるみるどす黒く変色し始めた。
我に返った正一は、懸命に爺様の胸部を胸骨が折れよとばかりに殴打した。
心臓にショックを与え、動きを復活させるためだった。
時間は刻々と過ぎて行く。
正一は和子に命じて口への息の吹き込みをさせた。青ざめながらも和子は正一の指示に従った。
胸への圧迫は正一の役目だった。
疲れと恐怖で正一の顔から脂汗が爺様の胸へ流れ落ちた。
時間との闘いであることを正一は知っている。
復活が遅くなればなるほど障害が残り、下手をすれば死に至る。
和子の名誉のためにも、それだけは避けたかった。
数分後、爺様の自発呼吸が確認できるようになった。
正一は爺様を背負うと和子の先導で山を下りた。
田んぼの畦道まで来ると、スマホを使って救急隊を呼び寄せた。
爺様と和子の間にあった情事を、正一はなかったことにしたくて必死で山から爺様を担ぎ降りていた。
救急隊に爺様を引渡し終える頃、和子の中に正一への畏敬の念という外れることのないスイッチがキッチリと入った。
今度こそ正一に手を引かれ、和子は婆様の待つ家に向かった。