2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

和子の体験談を聴きながら爺様が逝く

街と村との間には遥か昔から不文律の決まり事がある。 たとえ街で長者と肩書きを張っても、村ではそれは通じない。 これを上手く取りまとめて歩いたのが商人で、彼らによってやっと不文律を超えて交易やら約束事がなされた。 しかるに村でも、慰み者になる和…

寝取られる刺激に我を忘れ開く和子は・・・

目的の場所まで残り100メートル余りになって、爺様と正一が勇み始めると、それを見た和子のスイッチが切れた。 これまで関係を持った男たちのことも含めて、よくよく考えてみた。 男どもは女の中に出したいから甘い顔をしてくれている、今回の場合もそれ…

爺様と絡む和子に嫉妬する婚約者の正一

爺様には爺様なりの、日が昇る前に朝草刈りに出かけなければならなかったわけがあった。ひとつには閨にこっそり帰ってきた爺様の様子をいぶかしんだ婆様の目を逸らす、小言を聞かぬことにあった。 若かりし頃より近郷近在では知らぬ者とてないほど狂性家で通…